製造工程

ダイヤモンドは本来自然環境の下で長い年月をかけ、自然界の炭素に高温高圧がかかることで生成されます。その美しさと希少性から高い価値を持っているのは皆さんご存知の通りです。

合成ダイヤモンドの製作が可能になったのは50年前ほどの事ですが、宝飾用レベルの合成ダイヤモンドは 生産が難しく、また比較的高価なもので、なかなか普及していないのが現状です。 また、比較的純粋な炭素を含む天然黒鉛などから製作するのに比較して、遺骨や毛のような不純物の多いものからダイヤモンドに必要な炭素を充分に、かつ不純物な く抽出し、さらに他の物質を混ぜることなく宝石として通用するレベルのダイヤモンドを製作するには、高度な技術が必要です。

センペル・フィデスの製造技術

2004年、スイスのアルゴダンザ社が、人のご遺骨からメモリアル・ダイヤモンドを製造する技術を確立し、大切な方を亡くされた方々に、故人の輝きを伝える「遺骨ダイヤモンド」のサービスを始めました。

アルゴダンザには創業当初より「ペットのダイヤモンドを作ってほしい」という方々から多くのお問い合わせをいただいてきましたが、ご遺骨を取り扱う設備が1か所しかないため、近年までペットのご遺骨からのダイヤモンドの製造をお引き受けすることができませんでした。

しかし、アルゴダンザとアルゴダンザ・ジャパンは日本、並びにスイスにおいて人のご遺骨と、ペットのお骨を別に扱う環境や製造設備整え、また、ペットのダイヤモンドの専門会社「センペル・フィデス」をドイツに設立し、大切なペットを亡くした皆様へのダイヤモンドのご提供を始めました。センペル・フィデスは、アルゴダンザのグループ会社として、人のダイヤモンドを製作するのと全く同じ、丁寧で、亡くなったペットに敬意を払った製造スタンダードを誇っています。

センペル・フィデスはアルゴダンザのダイヤモンドと全く同じ技術を使用したブルーダイヤを提供するほか、同じ炭素抽出技術と応用技術を使用したイエローのダイヤモンドを提供しています。

センペル・フィデスの製造拠点と特徴

センペル・フィデスがアルゴダンザの兄弟会社である事、基本的な技術をアルゴダンザと共有している事から、製造工程の一部はスイスで行われています。

  センペル・フィデス
本社所在地

ドイツ

代表取締役

トーマス・ペーター

お骨や毛の送り先

スイス

分析と炭素抽出

スイス(アルゴダンザとは別の設備です)

結晶化工程

ドイツ

炭素源

遺骨・毛(羽や爪も可)、天然炭素・思い出の品

ダイヤの色

2色の中から選択可

製造工程

分析作業

要素の分析

炭素抽出

炭素抽出(ご遺骨)

高温高圧法結晶化工程

高温高圧法を使った結晶化

高温高圧法結晶化工程

熟練職人によるカット

分析・検査

製作のプロセスを始める前に、お預かりしたと遺骨・毛・羽毛などに充分な炭素が含まれているかの確認と、その他の構成成分の検査を行います。

炭素抽出

科学的、物理的処理を行い、ご遺骨から炭素を抽出します。また、毛や羽、髪の毛は炭化させ、炭素を取り出します。炭素含有率は90%以上の炭素が抽出できます。

黒鉛への変換

熱や物理処理を行い炭素を黒鉛に返還し、更に黒鉛抽出時に混入されたガスを押し出します。炭素含有率95%以上の黒鉛が精製されます。

ダイヤモンド生成

高温高圧法による合成ダイヤモンドの生成を行います

高温高圧法によるダイヤモンド生成の仕組み

ダイヤモンド生成01

1:金属と抽出した黒鉛を封入したセルを5万気圧以上、かつ、1300度以上の高温高圧状態に置き、核を投入します。

ダイヤモンド生成02

2:融解した金属の中を黒鉛分子が浮遊するような形で核に付着して行きます。繊細な圧力・温度コントロールが必要です。

ダイヤモンド生成03

3:核に付着する形でダイヤモンドの原石が出来上がります。

ダイヤモンド生成04

4:完成した原石の実物写真。この写真ではまだ核がついています。(この後取り外します)

カットと研磨

熟練工の手によりダイヤモンド原石はカット、研磨されます。

管理番号の刻印、品質検査、保証書の発行

品質検査を行い、センペル・フィデスよりお届けするダイヤモンドが、お預かりしたご遺骨や毛などから抽出した炭素から製作されたものである旨を記した保証書が発行されます。ご依頼ごとに付与される管理番号を目に見えないサイズでダイヤモンド本体(ガードル部分)に刻印します。

ジュエリー製作

ご希望の場合、ジュエリーを製作します。(日本国内加工)